鹿児島市ってどんな街？暮らしや学び、就職、雑学などを紹介

九州の南端に位置し、雄大な桜島や美しい海を望む鹿児島は「東洋のナポリ」とも称される風光明媚な街。歴史や自然の魅力にあふれる一方で、市内には複数の大学や専門学校があり、学生にとっても暮らしやすい環境が整っています。

この記事では、そんな鹿児島への進学を考える皆さんに向けて、市内での暮らし・学び・就職、そして鹿児島ならではの魅力についてご紹介します！

家賃や買い物、交通の便は？鹿児島での暮らし

窓を開ければ桜島という住環境も

自然と都市の距離が近い鹿児島市での一人暮らしにおすすめのエリアを紹介します。

全てが集まる！鹿児島中央駅周辺

ターミナル駅で公共交通機関が集結
大型のショッピングモール、エンタメ施設が充実
家賃はワンルームで4万円台～

静かに過ごしたいなら鹿児島駅周辺

鹿児島中央駅のお隣でアクセスが良好
繁華街から少し離れた静かな住環境
家賃はワンルームで4万円台～

若者・学生が多い郡元駅周辺

市電が通っており交通の便が良い
生活に必要なものは近場で大体揃う
家賃はワンルームで3万円台後半～

鹿児島市での物件探しでは、桜島の火山灰の影響を考慮することが大切です。
物件を選ぶ際は、火山灰が多く降る地域かどうかを事前に確認し、屋根付きの駐輪場があるか、室内干しがしやすいかなど対策のしやすさをチェックしておきましょう。

街中の移動は市電・バス・JRが便利

鹿児島市内の移動には、市電（路面電車）、バス、JRが主要な交通手段として利用されています。特に、市電は運賃が均一で、鹿児島中央駅・天文館通・鹿児島駅などの主要エリアを結び、通勤・通学や買い物に重宝されています。
JRは鹿児島中央駅から九州新幹線や在来線が発着。福岡や熊本など県外へのアクセスがスムーズです。バスは、鹿児島交通局・南国交通などが市内外を結ぶ路線を運行しています。

また、街中の移動には「かごりん（鹿児島市のシェアサイクルサービス）」を活用するのもおすすめ。市内各所にポートが設置されており、ちょっとしたお出かけに便利です。

大型ショッピングモールに歴史ある商店街も！

JR鹿児島中央駅直結の「アミュプラザ鹿児島」は、ファッションや雑貨、グルメ、映画館が揃うショッピングモール。
また、鹿児島中央駅から市電で10分ほどの所には、観光客も多く訪れる商店街、「天文館（てんもんかん）」も。天文館には、郷土料理や焼酎を提供する飲食店、土産物、白熊（氷菓子）が有名な喫茶店など鹿児島の文化を感じる店が軒を連ねています。
中心部には、商業施設や観光系の施設が多い分、飲食店や小売店、サービス業、観光などのアルバイトがよく見られます。

学校の数や就職は？鹿児島での学び

鹿児島県には6つの大学、3つの短期大学があります。そのうち3つの大学、2つ短期大学が鹿児島市内にあり、経済、医療、工学、国際文化、児童教育などの幅広い分野を学ぶことができます。また、専門学校も多数あり、ビジネス、医療、美容、調理、ITなど多様なスキルを身につけることができます。

静かな環境で学習したい方におすすめのスポットが鹿児島県立図書館。200席以上ある学習室があり、試験勉強やレポート作成に最適です。

豊かな自然、歴史を活かした産業

鹿児島県ならではの自然、歴史・伝統を活かした農林水産業、製造業、観光業が発展しています。

農林水産業

農林水産業の中でも特に畜産業が盛んです。鹿児島黒牛や黒豚、ブロイラー（鶏肉）が「かごしまブランド」として高い評価を受けています。また、茶（生葉）の収穫量は全国第1位（令和5年）、さつまいも、そらまめ、サトウキビなどの特産品も豊富です。水産業では、ブリ、カンパチ、ウナギなどの養殖業が全国的に有名で、地域経済に大きく寄与しています。

製造業

焼酎やさつまいもを加工したお菓子などの食品産業が発展しています。また、近年では電子部品製造の分野も注目されています。

観光業

鹿児島県には、桜島や屋久島、仙巌園（せんがんえん）、指宿温泉、奄美大島など魅力的な観光スポット、明治維新に関連する史跡が多く、国内外からたくさんの観光客が訪れています。

鹿児島の雑学

方言は鹿児島弁

鹿児島弁は語尾や標準語とアクセントの位置が異なるなど、温かみのある印象が特徴です。


〜がよ	〜だよ（例：今日は忙しいがよ）
～け？	～ですか？（例：今日何曜日け？） ※「け」には他にもたくさんの意味があります
うんにゃ	いいえ（例：うんにゃ、違うがよ）
あいがとさげもした	ありがとうございました（例：今日はあいがとさげもした）
てそい	面倒くさい（例：数学の課題てそいわ）